ずっと西東京に住んでいる私。

私の住む地域は昔は保谷だった。となり町は田無。ふたつはくっついて西東京になった。2021年1月で合併20周年だと記憶している。

「西東京」というとき、西東京市のことを指すこともあるけれど、都心(23区)以西をざっくりいうときも使われている表現っぽい。立川や八王子も西東京地域に含められることがあるようなのだ。八王子には西東京バスというバス会社さん?もある。八王子なのに西東京。どっちなんだ。混乱を招きかねない。(誰か困る人?)

バンド、赤い公園は西東京地域出身だとかそうじゃないとか。私の記憶によればヒガシムラヤマあたりの高校出身だったような。同級生バンドに先輩の津野米咲が加わって、やがて赤い公園という名のバンドになったという。

だから、たぶんメンバーは西東京市在住とかではないと思う。在住歴くらいはメンバーの誰かが持っていてもおかしくないかもしれないが私は知らない。

そういうコマカイことを言いたがるのは、私が西東京出身者で在住者だからだ。西東京の現在や過去の情報に関心がある。わたしが「西東京」というときには、ほとんどの場合西東京市域を指す。市外を含めて西東京という表現を用いることは、私の場合はほぼない。

赤い公園『西東京』

そんな(どんな)バンド、赤い公園の楽曲に『西東京』がある。歌詞には田無タワーが出てくる。田無タワーは運営会社の名前で、電波塔の正しい名前はスカイタワー西東京。でも通称田無タワー。正式名称はよくスカイツリーと混同される。似たようなもんか(誰か怒る人?)。

歌詞に出てくる田無タワーの照明が示す青色は、翌日の朝9時頃の天気が予報であることを意味する。の場合は晴れだ。こちらの色も歌詞に出てくる。歌詞に出てこない緑色は、曇り予報。

新青梅街道も歌詞に出てくる。私はしばしばチャリンコで新青梅街道を走る。歌詞に出てくるように、トラックを自分で運転して通ったことはない。そもそもトラックを運転する機会がないが、近くのホームセンターで物理的に大きな買い物をしたら軽トラ程度なら借りられる機会があるかもしれない。軽トラくらい所有しているというあなたはなんらかの道のプロに違いない。中〜大型ならなおさらだ。

「田無タワーが紫に泣いてる」(赤い公園『西東京』より、作詞・作曲:津野米咲)と歌詞。紫は先に述べたように、明日晴れであることを示す。明日は明日として、今はどうなんだ? それは知らないけど、晴れのときこそなんとなく死にたいような、まぶしさが刺さるような気分になることってないだろうか? そんな気分のことを描いたかどうか全く知らないが、「紫に泣いてる」という表現を私は気に入っている。

サウンドがすんごい。ハードコアな感じ? なのにメロディはまるで歌謡曲。ギターの不協和音が変態。ベースは1Bメロまでよくわからん音程をとっていてコードもよくわからない。ドラムはバカスカ。激しいフレーズを一糸乱さず、とにかく轟音。でもアコギのストロークはハマッている。ボーカルの音域が広い。低いとこは低いし高いところは高い。メンバーの演奏力があますところなく伝わってくる。西東京はロックな街かもしれない。

ライブ映像

青沼詩郎

赤い公園 公式サイトへのリンクhttps://www.akaiko-en.com/

西東京』を収録した赤い公園のアルバム『純情ランドセル』(2016)

ご寛容ください 拙演(YouTubeへのリンクShiro Aonuma @bandshijin『西東京(赤い公園の曲)ギター弾き語り』)

青沼詩郎Facebookより

“歌詞に田無タワーが登場するというので知った曲。
ハードコア歌謡? 赤い公園の規格外な魅力の一端が約2分に詰まっている。
西東京地域から都心への訪問を「上京」と表現。
おしゃれなかっふぇで写真を撮ってしまう人は「だいたい西東京」なのか。そう言われるとそうとしか見えなくなる…かも?
おかしさと悲哀が詰まった歌詞と音楽がいかれてて楽しい。
歌詞に出てくるタワーの色は翌日午前9時頃の天気予報。青は雨、紫は晴れ。”

https://www.facebook.com/shiro.aonuma/posts/3493258574101125