続きを読む デューク・エイセス にほんのうたシリーズ 『女ひとり』と旅したい京都 〜“恋に疲れた女”の、きもの姿〜 着物の色柄は主人公の女性の心の鏡かもしれません。どんないでたちなのか想像することは、同時にその胸の内を想像することでもあります。京都には津々浦々の文化が舞い降りる。
続きを読む 沢田研二『勝手にしやがれ』 己、貫く美。 絢爛なイントロは再現のない特別仕様。“アアア…”のリフレインでベースとボーカルメロディ間の波高が上がっていきます。コンパクトでキレ良く余韻もある歌詞。ジュリーの歌唱の妖艶。疾走する間奏・後奏の移勢。鮮烈です。
続きを読む 高石ともや 受験生ブルース 悲哀とは、離して見ること。 自分が当事者だと笑えないことも「時間が経つ」距離で客観が容易になります。高石ともやの底抜けに明るいパフォーマンスに温かい気持ち。歌詞のおかしみがジワジワ。シングル版の小ネタはWe Shall Overcome。
続きを読む 藤井フミヤ『TRUE LOVE』 誰もが私を忘れても 豊潤なアコースティックギター。骨太なベーシックと分離よく響く声質、繊細なメロディ。弱起を中心にAメロとサビを紡ぎ、“はるか はるか”のところで核心を露わにします。愛の詠み人が特定できなくなっても、観念よ残れ。