Louie Louie Richard Berry 曲の名義、発表の概要

作詞・作曲:Richard Berry。Richard Berryのシングル(1957)。作曲年は1955年だという。

Richard Berry Louie Louieを聴く

たたたー、ったた、たたたー、ったた。コードのルート音をそのまま男声がトレースします。こういう音楽スタイルはチャチャというのか。社交ダンスで踊られていそうなリズムスタイル。マンボとかも近縁な音楽なのかもしれません。

織り重なる男声のハーモニー。金管楽器の音程。ぶつかった響きやセブンスの緊張感ある響きを金管や男声で常に出しているので、コード進行がⅠ、Ⅳ、Ⅴ、Ⅳでずっと同じでも不思議と聴き飽きません。

ヴァースとコーラスがきれいに交互にあらわれる。コーラスで主題のLouie Louie。どういう意味なのかわかりません。男性の人名としても使われるよう。意味なんてないのかな。複数の輪で主題をご唱和。

ボンボンとベース。ズン、カンとシンプルなドラムのサウンドが竹を割ったように乾いて気持ちいい。ヴァースとコーラスで少しベースのパターンが変わるのが妙味です。ヴァースで2拍目の裏を使っている感じ。コーラスでは強拍がつよくでます。

リードボーカルの声色がイケメン。オケにしても音がいい。これが1957年頃の音源なのか? 後年に再録したのか? わかりません。リチャードベリー名義の音源でも複数のバリエーションがあるようです。

私が聴いたのではトロッグスのカバーが好き。

ルイールワイ!と、1回目のルイとすぐそのあとにつづくルイが「ルァイ」みたいに変化するのが不思議です。クセになる。激しく歪んだガレージぃなサウンドです。

青沼詩郎

参考Wikipedia>ルイ・ルイ

参考歌詞サイト Musixmatch>Louie Louie

『Louie Louie』を収録したRichard Berryの『HAVE “”LOUIE””WILL TRAVE』(2004)

『Louie Louie』を収録したTHE TROGGSの『From Nowhere』(1966)

ルイ・ルイ

ご寛容ください 拙演(YouTubeへのリンクShiro Aonuma @bandshijin『Louie Louie(Richard Berryの曲)ギター弾き語りとハーモニカ』)