くるりのフラレディ(ラジオ)を聴いた話
くるりがDJ(トークや選曲)を担当しているFRAG RADIO(FM京都:α-STATION、2022年11月21日の放送)を聴いた。この日の選曲のコード(おきまり、共通項の意味。テーマ。)はハードロックで、Aerosmith、Def Leppard、Skid Row、Manic Eden、Coverdale-Page、Bon Jovi含めくるり、岸田繁の曲が放送され、私はそれぞれから大変刺激を受けた。
しゃぼんがぼんぼん
オープニングで放送されたくるり『しゃぼんがぼんぼん』はアルバム『THE PIER』(2014)収録曲で、私としては2022年8月にZEPP HANEDAでくるりツアーのライブ演奏を観た記憶が新しい。くるりの曲の中で最もテンポが速い曲(“くるり最速のBPMを誇る”とのこと)のひとつで、セットリストに起伏をもたらすゲームチェンジャーな選手である。ハードロックの精神ってそういうものだとも思うし、このときのライブでも流れが変わる・引き締まるのを感じた。
くるりがとる様々な音楽的態度の幅は、多様な角度で深部へのアクセスを可能にしてくれる。『しゃぼんがぼんぼん』イントロのスネアドラムのストロークは『everybody feels same』(2012年のシングル、アルバム『坩堝の電圧』に収録)のオープニングに重なるがこちらはもっとうねる空間を感じるロックン・ロールなアプローチだ。
『しゃぼんがぼんぼん』は非常に速いテンポのシャッフル・ビート(ハネたリズム。1拍を3分割した“タッカタッカ…”のノリ)で、ハードロック・スタイルの曲としては少数派の特長を備えてもいると私は思う。あるスタイルに習い、受け継ぐ上で、己の体質に合わせた変化やヒネリを加える所作は私がくるりを愛する理由のひとつだ。
降り注ぎ煌めくオルガンサウンドはまさに私にハードロックを感じさせる。それでいて野球応援を思い出させもするところが愛嬌に満ちている(私の勝手な連想)。間奏でジュンジュンいうサウンドの速いパッセージはソフトシンセなのか加工の激しいエレキギターなのか斬新で独創的な響きを備えている。
こうしたサウンドの画面内でファンファンのトランペットが視線をひき、私を連れまわす。ますますこの曲の国籍や出自をカオスにする。スタイルを踏襲しつつもはみ出すことは、そのスタイルやジャンル・分野の幅を広げる挑戦でもある。くるりが畑に足を踏み入れると新しくユニークなものが穫れる(録れる)のだ。
すでにハードロックの畑は数多のミュージシャン・バンドによって耕され、もろもろの収穫を得て循環しているかもしれないが、未知の来訪者を待ってもいる。蛇足だけど、たまに地方の道の駅などに行くと見たことのない野菜が置いてあり、ときめくことがある。くるりの活動やその成果からはときおり土(つち)や農(のう)が匂う。ひらめきや思いつきを丁寧に育み、醸成する態度を見習いたい。
SPEEDY RILAKKUMAとハードロック初心者の私
『リラックマと遊園地』予告編 – Netflix YouTubeへのリンク……リラックマの声が意外と低く、ちゃんと「クマ」なんだなと思う。からだもセーフティーバーにひっかかってしまう大きさがある。和む。
2022年11月21日のフラレディの放送のエンディングでプレイされたのが岸田繁『SPEEDY RILAKKUMA』。『リラックマと遊園地 オリジナル・サウンドトラック』(2022年)に収録されており、その名の通りストップモーション・アニメ作品『リラックマと遊園地』(2022年、Netflixで配信)の劇伴の一曲。
アップビートを絡めたオルタネイトストロークのギターのリズム、高鳴るオルガン、シンプルなパターンのドラミングなどはいずれもクラシカルなハードロックスタイルのいでたち。各パートの豊富な語彙がスタイルへの愛情を思わせる。
ハードロックの作例やスタイルへの知識の浅い私が具体的に思い出すのは認知度が頭抜けて高いDeep Purple『Highway Star』くらいのもの。『SPEEDY RILAKKUMA』における主たるモチーフのリズムの食い方はハードロック遺伝子を感じさせる一因だと察する。ハードロックは楽器編成自体はそこそこシンプルなジャンルであるから、ビートの食い方が曲の個性や作風を超越した「(ハードロック)らしさ」を握る重要な要素かもしれない。
サウンドのキャラクターももちろん重要で、『SPEEDY RILAKKUMA』を聴いていてオルガンやシンセ、つまりライブで鍵盤担当者が演奏するであろうパートの華やかさも目立つ。初期のハードロックならハモンド、すなわちオルガンだろう。
ソフトシンセ、アナログモジュールシンセ等の普及めざましい1980年代以降くらいのハードロックがシンセサイザー使用のイメージを醸成したのか(あるいはオルガンも倍音のいじり次第で私がシンセと勘違いするかなり正体不明な音が作れるかもしれない)。なんの楽器か特定しづらい斬新な音で華やかなフレーズを添えると、未来やスケールの大きさを演出できそうである。でかいスタジアムを震わせて喝采をあびる音楽ジャンルとしても追い風の気配だ。今の私では知識が足りないが、「ハードロックとシンセサイザー」というテーマで学びを求めて掘り下げてみるのも面白そうだ。
「ボーカル」「エレキギター」「鍵盤(オルガン、シンセなど)」と、フロントマンに匹敵するパートが複数あると、たっぷりとしたサイズの曲を冗長させずにスパイシーに走り抜けられるだろう。それぞれにソロや特徴的なモチーフをあらわす場面をつくればそれだけサイズも増す。A(メロ)やBやCと、曲のブロックを増やせば展開のパターンも掛け合わせで増していく。ブロックの間につなぎのリフを入れるなどするとアイディアとともに曲のサイズもいっそう増していきそうである。
SPEEDY RILAKKUMA 展開・構成に着目したリスニング・メモ
『SPEEDY RILAKKUMA』は次々に展開する構成が面白い。明らかにすでに出てきたことのあるブロックが再現するのは1:51頃くらいで、このときすでに曲の後半である。『マリオカート』(レーシングゲーム)の周回コースでラストのストレートが見えてきたような場面を想像する。コースの途中で次々に景色がうつろい、競技者がせめぎあい白熱し、展開する。劇伴だから映像ありきかもしれないが、音楽だけ取り出してみても想像を掻き立てられ独自の映像が頭中を流れる。
イントロ(0:00) 2+(2×4) ※数字は小節数
ハイハットのカウント2小節はまるでレースのシグナル(F-1では赤信号の消灯がスタートの合図らしい)。ベーシックリズムの提示。2小節パターンを4回繰り返すギターストロークのパターン、ギターのハーモニクス、高鳴るオルガン。ここが戦いの場であること、うごめく士気を悟る。
A(0:13頃)(2×2+【2+2】)、A(0:24頃)(2×2+【2+2】)
ギターストロークのパターンはイントロから引き続く。2小節パターンを繰り返した後の展開がイントロと異なる。おしり2小節のギターのオカズ(フィルイン)の移勢のリズムがハードロック言語感。左右でのどを鳴らす歪んだギター、中央寄りのギターはおもいのほかクリーンなトーンでオブリガード。
B(0:34頃)(2×3+2)、B(0:46頃)(2×3+2)
エレキギターが2小節の異なるモチーフ、コースは次の展開へ。こーんとクリーンなギターのハーモニクスが鳴り、オブリのチョーク・アップのギターが唸る。2小節パターンを3回リフって、おしりに2小節のレスポンス。ここに転回形の低音位のコードをもってくるのがくるり的ソングライティングっぽくもある。オルガンが火花のように散り、視線を動かす。
C(0:57頃)(4+4)
オルガンやベースが保続。視野が安定した束の間のストレートコースで、レース状況と自分のコンディションを確かめるような趣。ギターはきっちり半音ずつ上行する4小節パターンをきり良くリフレイン。
D(1:07頃)(2×2)+(2×2)+(2×2)
音程をずり上げるギターのモチーフが競技の白熱やライバルの存在を思わせる。きまった音型をタイミングをズラしてリフレインし、2小節パターンを成す。4小節ごとに和声の地平が高揚していく。ベースも時折雄弁にハイポジへ走り込む。タンバリン、クラップが変化を添える。聴衆が見守っている(かもしれない)。
E(1:23頃)(2+2+2+1+3+3)
私に猛烈にディープ・パープルを思わせる。ハイウェイ・スターっぽい。ギターのみならずベースラインやクラッシュ・シンバル類の動きの多さ、鳴りの華やかさ的にもここが『SPEEDY RILAKKUMA』のハイライト。最も印象に残る部分といえる。
2小節のパターンを4回リフる。最後の1回はそのままベーシックリズムが音を鳴らしたまま停止。続けてチョークするギターがおそらく強拍を外していて、復帰するドラムとの関わりでリズムに意外性・唐突さをもたらしている。ライバルの強引なコース取りや違反レベルの体当たりなどでコース・アウトしてしまったのだろうか……「スピーディ」の主題のもと、音楽に起伏・ドラマを与える部分。リズムを取り戻して3小節ですみやかに再びコース・イン。かぶってくるシンセサイザー風のトーンの16分音符が緻密でメカニカル。トリッキーに分散した動きで不協和な音程を削り出す。
間(イントロ’)(1:41頃)(2×4)
素地はイントロ相似形に思えるがギターのオープン・ストロークは省く。ブラッシングのストロークがパーカッシブでリズミカル。ギターはハーモニクス風の音色でペンタトニック・スケール(5音音階)。シ♭レ♭ミ♭ソ♭ラ♭シ♭…と2小節かけて1オクターブ上がるパターンをリフレイン。恒常性を取り戻す。シンセサイザー風の音色はより輝きを増し視界にせり出す。トラブルを越えてスピードを取り戻すかのよう。
B’(1:51頃)(2×3+2)、B’(2:01頃)(2×3+2)
こーんと鳴るギターのハーモニクストーンが、吹き上がるエンジンのように感じられる。再現パートだけれど熱量を増しており、実際、初提示時と比べてメカニカルなシンセサイザーが加わっている。折り返しでは火花を散らすオルガンとせめぎあい、まるで技巧と体力の鍔迫り合いの様相。
Ending(2:12頃)(1)
レースが終わるのは一瞬。E♭マイナーのトラックを走って来たが、ピカルディ1度風にE♭メージャーで男性終止。誰が勝ったのだろう(レース(競争)なのは私の勝手なイメージだけど)。開放感とともに緊張が緩む。ハードロックな攻める曲想だけど最後にほっこりさせるところがリラックマの世界に良く沿って思える。
Bon Jovi『Bed Of Roses』に猛烈な既視感
ラジオ番組、くるりのフラレディを聴いた話に戻る。この日の選曲にBon Jovi『Bed Of Roses』(1992年のアルバム『Keep the Faith』収録、1993年シングルカット)。これを聴いた私は思った。猛烈に何かに似ている。私が好んで聴く邦人アーティストの特定の楽曲なのだけど、誰のなんという曲だったかがまったく思い出せない。THE BOOMだったかな……年代は近そうだけど違うな。……岡林信康かな……ちょっと年代が遠いな……『私たちの望むものは』好きだし曲のサイズ感近いけどいま思い出そうとしてる曲とは違うな。
しばらく思いあぐねて、宙をみつめて、ほおづえをついて、トイレに行って、脳内検索してを繰り返した末、急激に猛烈に劇的に思い出した。私の体に電気以上のモノが走った気がした。井上陽水『最後のニュース』である。
Bon Jovi『Bed Of Roses』と井上陽水『最後のニュース』が激似
AメロのⅣ→Ⅰのコード進行。6/8かな、1拍3分割の拍子。字余り感のある、縦のラインに縛られない語りかけるような歌詞。メロディの抑揚と着地。
井上陽水『最後のニュース』歌詞の一行一行「〜の」という問いかける語尾と、Bon Jovi『Bed Of Roses』最初の歌詞の行末、“this old piano”の母音が揃ったところが私の中で重なり霊的にゾッとした。
邦人アーティストの曲を聴いて、ネタ元の洋楽を記憶の中から引き摺り出す快感をご存知だろうか。自分のデータベースが足りなければネットなどで知ることになるため、その分ひらめき・思考がつながる快感は薄れるが、それでも聴き比べて面白い。たいてい、多くの場合はそう、邦人が洋楽を参考にしている。井上陽水先生とて例外ではないはずだ。
Bon Jovi『Bed Of Roses』を聴いて、私は最初「あーーー。またなんか邦人がパクった(参考にした)かな。めっちゃ聴き覚えあるわ、この曲のこの感じ」と思った(誤解を避けるためにことわっておくと、ほかの作品を真似る手法について私は肯定しまくりの輩である。たとえば私の敬愛する大滝詠一作品にもかまやつひろし作品にも、洋楽を参考にしているものが数多ある)。ただ実は、あとから説明するけど、このときの私の「邦人がまた真似したかな」には妙な違和感・ひっかかりがあったのも確かだ。
Bon Joviにインスピレーションを得ていそうな邦人アーティストを思い出すという先入観が、私に「似ている曲」を思い出させる邪魔をはたらいたかもしれない。そんな私がなぜ井上陽水『最後のニュース』を思い出すことができたのか、記憶の回路がつながる瞬間のプロセスは不明だ。
ただ、私はお気に入りを手当たり次第に詰め込んだ「カバーしたい歌」という名前のついた、2000曲超が入ったプレイリストをサブスクアプリ(Apple Music)に持っているから、いずれにせよいつかは思い出すことができただろう。その中に井上陽水『最後のニュース』が含まれているし、このプレイリストの中にあるどれかだということは直感していた。
問題のボンジョヴィ曲と陽水曲の時系列に注目しよう。繰り返しになるが、Bon Jovi『Bed Of Roses』は1992年のアルバム『Keep the Faith』収録、1993年シングルカット。対して井上陽水『最後のニュース』は1989年のシングル曲。あの『少年時代』を含むアルバム『ハンサムボーイ』(1990年)に収録されている。……ん? Bon Jovi『Bed Of Roses』より先(早い)じゃないか!
『最後のニュース』は “同年10月に放送を開始したJNN(TBSテレビ)の報道番組『筑紫哲也 NEWS23』の初代エンディングテーマとして書き下ろされた楽曲で、放送開始から1991年5月まで使用された”(Wikipedia>最後のニュースより引用) とのことである。”同年”とはシングル『最後のニュース』リリース年の1989年のことだろう。放送開始とは1989年10月2日のようだ。
Bon Joviは1983年活動開始、1984年デビューのバンド。1984年から1991年まですべての年において、日本でなんらかの公演をおこなっているもよう。日本とのつながりは確かにある。定期的な来日の時期的にも、井上陽水『最後のニュース』リリース年付近とばっちり重なっている。
このことから私が脳内構築したストーリーはこうだ。来日公演したBon Joviのソングライター、Jon Bon Joviは筑紫哲也が出演する、井上陽水『最後のニュース』がエンディングに流れるニュース番組を、曲名のあらわす通り、一日の終わりに視聴した(本当に公演をおこなったその夜だった可能性だって否定できない)。
テレビから流れた井上陽水氏の、水のように自由で透き通った、とらえどころのない神妙な響きをもつ『最後のニュース』に魅了され、曲を聴き取った記憶を頼りに、すかさず滞在先に持ち込んだギターを手に『Bed Of Roses』のAメロの詞と曲を同時に作曲。鼻歌で響きを似せて探った結果、陽水氏の「〜の」という語尾の響きは「piano」という単語に転生し、Jon Bon Jovi氏の紡ぐオリジナルストーリー『Bed Of Roses』がこの世に顕現しはじめたのだ。
……と、この話にはなんの証拠もない。全て私の想像である。はじめて『Bed Of Roses』を聴いた瞬間の既視感、記憶の引き出しの中の『最後のニュース』がつながった興奮が痛快すぎて妄想を書いた。
井上陽水の偉大さを実感しているのは私のような零細な邦人にとどまらないはずだ。仮に日本での滞在中にニュース番組を観なくたって、Jon Bon Jovi氏はそもそも井上陽水を認知したり『最後のニュース』の音源もなんらかの形で入手したりしていた可能性だってある。世界レベルの有名ミュージシャンとなればそれだけ常人離れして世界中のあらゆる音楽への関心や知的好奇心、収集欲が高い・強いはずだ。私の貧弱な想像力をはるかに超越した音楽への貪欲さと博識を備えているからこそBon Joviは世界的に成功しているに違いない。
だから、Jon Bon Joviさん、【『Bed Of Roses』作曲よりも前に井上陽水『最後のニュース』、知ってたっしょ?!】というのが、もし私がJon Bon Joviさんにタメ口きけるレベルの仲だったら楽屋で訊いてみたいことだというのがこのブログ記事のこの項目についての結論である。事実はJon Bon Joviさんの記憶の中にある。それを確認する術や見通しが今の私にはないが、たいへん痛快な妄想を得られたことに勝手に感謝しているので確かめるまでもなく満足である。
あとがき
ハードロックを選曲テーマにした回のフラッグ・レディオ(DJ:くるり)はたいへんな刺激を私にもたらした。それだけハードロックを私が知らない・知識が浅いから知る余白が多いというのもあるかもしれないし、敬愛するくるりが私のよき道案内になってくれる。
事故で隻腕となったデフ・レパードのドラマー:リック・アレンの苦痛や葛藤、挑戦を想像して勝手にエモくなったりもした(参考:uDiscoverMusic>デフ・レパードのリック・アレン:片腕を失っても、それを乗り越えたドラマーの軌跡と友情の物語)。やっぱり私の思うロック(含むハード・ロック)の定義は精神性に根差すところが大きい……という自分の価値観を認識するきっかけにもなった。マインドを尊重すればするほど、形式や様式にも愛着が湧く。守り、壊し、創り変え、ロックはこれからも代謝しながら変容していくだろう。
青沼詩郎
FLAG RADIO – α-STATION エフエム京都>くるりがレギュラーDJ担当中のFLAG RADIOは毎週月曜日に好評O.A.中!
BON JOVI(UNIVERSAL MUSIC JAPANサイト)
『リラックマとカオルさん』『リラックマと遊園地』2作品のオリジナル・サウンドトラックをまとめた2CD『リラックマと岸田さん』(2022)。くるり『ポケットの中』も収録。
『しゃぼんがぼんぼん』を収録したくるりのアルバム『THE PIER』(2014)
DEEP PURPLE『Highway Star』を収録したアルバム『Machine Head』(1972)
Bon Jovi『Bed Of Roses』を収録したアルバム『Keep the Faith』(オリジナル発売年:1992)
『最後のニュース』を収録した井上陽水のアルバム『ハンサムボーイ』(1990)
ご笑覧ください 拙演(YouTubeへのリンクShiro Aonuma @bandshijin『最後のニュース(井上陽水の曲) ギター弾き語り』)