続きを読む ウルフルズ『笑えれば』 理想と現実にはさまれて きれいなコード進行。低音を、階段を一段ずつ降りて行くように(順次下行)滑らかにつないでアコースティック・ギターで弾くことができる。メロもサビもおおむね同形。この安定の進行上でドラマの歌詞が踊る。自省的でもある。諦観もどこか漂う。無情と人情が薫る。理想と現実がせめぎあうCメロ。
続きを読む ウルフルズ『借金大王』 情けと金の有無のブルース・ロックンロール 金を貸したであろう主人公と借りた人物を軸に、借金の本質をつく鋭さ。人間の情けなさを含めて見事なブルース・ロックンロールとして歌い上げている。