森高千里『17才』

私がうまれたのは、1986年。小学生くらいの頃を過ごしたのは1990年代。テレビから流れる音楽に大きな影響を受けた頃でもあります。

その世界を広げるためにも、そこからさかのぼって聴くのを意識的にやっています。

すると、あるプレイリストで行き当たったのが森高千里『17才』(1989)。

この曲の魅力への気付きをくれた森高千里。歌がすごくいいなと思いました。前奏や間奏、後奏が長め。当時の流行を映したかのようなダンスビート。調べてみると原曲は南沙織

南沙織『17才』

https://www.youtube.com/watch?v=7sxgltwkYqw

『オー・シャンゼリゼ』について調べていたときに、私は南沙織を知りました。アルバム『17才』(1971)に収録されています。このアルバムの1曲目にシングル曲でもある『17才』が収録されています。彼女のデビュー曲。

筒美京平

『17才』作曲は筒美京平。2020年10月7日にお亡くなりになったというので、メディアに情報が目立ったこの頃でした。とにかくあの曲もこの曲も筒美京平…彼の名前が頻繁に出てくる。私の好む歌の世界に、山のようにおおきくそびえる。松本隆の詞による作曲も目立ちます。

有馬三恵子

『17才』作詞の有馬三恵子。『潮風のメロディ』ほか、筒美京平との共作で南沙織の作品を多く手がけています。2019年4月にご逝去されています。有馬三恵子作品も、もっと追求して聴いていきたい。

曲、歌詞について

南沙織の歌唱には艶があって、堂々としています。

『17才』ってもっと「青い」のじゃないかと思うくらい。

作曲の妙技を私は痛切に感じています。歌詞の乗せ方。リズム形。歌い出しの拍がどこか? 歌詞の、どの言葉のどの部分の音を「のばす」のか、あるいは同音連打するのか? など、曲を覚えようと思うと、なかなかこれまでの私の音楽的語彙にないフレージングが目立ちました。いまの私が努めて摂取していくべき音楽のように感じました。

青沼詩郎