『タッチ』にたどりついたわけ
自分が思春期までに刺激を受けた音楽を考えると、そこにはKinKi Kidsがいました。
彼らの曲のなかで思い出したのが『全部だきしめて』でした。吉田拓郎が作曲したものです。作詞も吉田拓郎か…と思ったら、康珍化との共作。
作詞者 康珍化
かんちんふぁと読みます。
『全部だきしめて』は詞も吉田拓郎が書いたものと思い込んでいたので、康珍化が私のなかで気になる存在になりました。調べてみると、岩崎良美が歌った、アニメ『タッチ』のオープニング曲『タッチ』の作詞者が康珍化でした。
ほかにも彼の作は多くて…というのは先日このブログに書いた『全部だきしめて』の記事にも書いたのでご参照ください。
チェッカーズ『ギザギザハートの子守唄』の作詞、郷ひろみの『GOLDFINGER ’99』の日本語詞(リッキー・マーティン『Livin’ la Vida Loca』が原曲)も康珍化でした。
作曲者 芹澤廣明
『タッチ』の作曲者が芹澤廣明。
康珍化と岩崎良美とのトリオ?で、歴代の『タッチ』のオープニング・エンディング曲を複数つとめています。『君がいなければ』『愛がひとりぼっち』『青春』『チェッ!チェッ!チェッ!』『約束』『情熱物語』。挿入歌の『野球』も含めれば、タッチ関連で8曲。アルバムが出来てしまいますね。
芹澤廣明はチェッカーズの作曲を多く担当しています。先にも述べましたが『ギザギザハートの子守唄』は康珍化との共作。ほか、非常に多くの歌手の作曲をしています。本人名義でのリリースも。
私の、アニメと漫画の黄金期
『タッチ』を少年少女期に観たり読んだりしていた、曲『タッチ』もカラオケで歌えるという人は多そうです。1985年リリースのこの曲は1986年うまれの私より少し先輩。
私が小学生だった頃、ジャンプ漫画の連載、それを原作とするアニメの放送が盛んでした。ドラゴンボール、幽遊白書、スラムダンク、るろうに剣心などの作品がゴールデンタイムに放送されていました。そうしたアニメの主題歌たちは、私たちの世代を象徴する音楽といえるのかもしれません。
私が初めて買ったアルバムのアーティストはJUDY AND MARYでしたが、るろうに剣心に用いられた『そばかす』で印象づけられて初めてのアルバム購入に至ったのかもしれないなと今思います。
青沼詩郎
『タッチ』を収録した岩崎良美のアルバム『half time』(1985)
『タッチ』を収録した岩崎良美の同名アルバム(1985)