平和への更新
これから31年たてば……とのところは歌詞を変えて、この曲をつかうのがぴったり31年じゃなくて良いアレンジにされて一般に踊られてもいるようです。本曲は私が思うに音頭っぽくなくておしゃれ。チンドン屋みたいな楽器がかちゃかちゃ入っている感じではないアプローチなんです。
ある時代からみて夢見た未来は日々刻々と訪れ、答えが出ています。バック・トゥ・ザ・フューチャーで描かれたアレは実現しているか?など……
異星間旅行? 月へはこの曲のリリースの前年、1969年7月20に到達。無重力圏への数分?の旅行体験はすでに費用さえあればできるそうですが、月を除いて他の星へ生身の人間は行けていないしその一般化の必要性も謎です。
地球の気候はとんでもないことになってきています。冷房もなしに縁側で風鈴がチリン🎐なんて夏は消え、過去の夢(過去が夢)になってしまいました。“誰でもみんなが幸せになり平和に暮らしているかしら”と本曲の三番に歌われますが、戦争はなくなるどころかいまだに新しく始まるわ武器の輸出の合法化だわ……夢のままのほうがマシだった?なんて口がさけても言いたくありません。
時代がすすみ、目指す望みやこころざしを達成するための方法や道具、選択肢は極めて広がっています。その意味では豊かです。技術革新に感謝しつつもいのちやからだあるものへの感謝と労りと慈しみを尊重して、平和が恒久になればいいと思います。
チョチョンガチョン、みたいな音楽スタイルとしての「音頭」もありますが、物事を率先しておしすすめる、先導する意味での「音頭」もあるでしょう(そっちが本来??)。すばらしく平和な22世紀にむかう音頭を轟かせましょう。
二十一世紀音頭 佐良直美 曲の名義、発表の概要
作詞:山上路夫、作曲:いずみたく。佐良直美のシングル(1970)。
佐良直美 二十一世紀音頭(配信『ゴールデン☆ベスト デラックス・58』収録)を聴く
音頭としつつも驚くほど洗練されていてシンプルな編成、必要十分な音数で構築されていて驚きです。佐良直美さんの歌声の凛々しさは特筆。
右にドラムが寄っていて左にストリングスが寄ります。ベースは中央。右に寄った12弦のエレキサウンドが強いていえばペンタトニックでその歌謡くさい音色から音頭というか和モノ感があります。
和声感はベースとピアノが担っていて、倍音でぎらぎら空間をマスクしてしまうことがありません。風通しが良く品のあるサウンドです。ピアノにうっすらカッティングのエレキも重なっているようかどうか。
合唱がリッチで男声と女声のカンタービレなタッチ。Wikipediaをみると二期会による歌唱だといいます、リッチさに品がにじむ所以でしょうか。エンディングでドラムのシンバルのオープンなサウンドではなやかします。パス!と音のキレと空間の残響まで意図されたドラムの演奏がキモチいい。
“これから三十一年たてば地球も変わっているでしょう”(作詞:山上路夫)
このラインにつづいて、誰でもみんなが幸せになり、平和に暮らしているかしら、と問われるわけですが……気候変動や戦争で自然も人類も悲鳴を上げている(、そっち方向に変わってしまっている)じゃないか!なんて皮肉を言わなくていい22世紀を目指しましょうホント。
YouTubeチャンネル > 佐良直美のいいじゃないの幸せならば
松島トモ子さんのアメブロ投稿に、佐良直美さんのエピソードあり。現代の佐良直美さんの人生には「動物あり」のご様子。
『二十一世紀音頭を収録した』『ゴールデン☆ベスト デラックス 佐良直美~コンプリート・シングルス+ヒット・カバー・コレクション』(2010)
ご寛容ください 拙演(YouTubeへのリンクShiro Aonuma @bandshijin『二十一世紀音頭(佐良直美の曲)平和への更新【ギター弾き語り・寸評つき】』)