作詞・作曲:宮下智。原曲は田原俊彦のシングル(1981)に収録。こちらの音源は2011年の“50th Birth Anniversary Year 記念シングル”と謳われた『さよならloneliness』にカップリングされた『ブギ浮ぎI LOVE YOU (2011 New Recording)』。こちらの2011年バージョンの『ブギ浮ぎI LOVE YOU』はこのシングルのプロデューサーの宮地大輔なのか、A面の共作曲者で編曲者の大野裕一(参考:タワーレコードオンラインサイト)なのか?

エレキギターかっこいい〜〜っ。歌詞に出てくる“ギター”を汲み取ってそこでエレキギターが存在を示す意匠になっていますね。

Aメロは「ファミレファミレ……」というカウンターラインのキーボード?シンセが目立っていますが、サビで5度の和声音程でグワーっとパワーと広がりを出したエレキギターが雰囲気をがらっと変えます。ドラムスの太さもここで一気に感じられますし、ベースが刻むエイトビート、ときにハイフレットにいくなどニュアンスづけが意識に入ってきました。

ハイトーンな声のバックグラウンドボーカルが「足繁く」な頻度で、メインボーカルにあいの手をいれます。

2011年の50才を記念するシングルに入ったバージョンということで、間奏のきれ際に“50才なんだよ”とぽつりとせりふが入っています。嘆き? タンパクにぽろっと言っているところがさらっとしていて潔い。間奏でHoo!などフェイクをいれる田原俊彦のボーカル。彼のリズムの良さと、度量のよさ、肝の座り具合、堂々としてポジティブなエネルギーを感じます。

“ショパンのように エレガントだネ”(作詞:宮下智)と甘いニュアンスを出したかと思えば“歌うよRock’n Roll” “毎日が 楽しくて 笑うしかない 馬鹿だネ”などキレが良く飛んでくる歌唱の豊かさ、幅ひろさ、潤い。こんな50才はかっこいいです。

青沼詩郎

田原俊彦 公式サイトへのリンク

参考Wikipedia>ブギ浮ぎI LOVE YOU

参考歌詞サイト 歌ネット>ブギ浮ぎI LOVE YOUへのリンク

2011年版の『ブギ浮ぎI LOVE YOU 』を収録した田原俊彦の『35th Anniversary All Singles Best 1980-2014』(2014)。

『プラチナムベスト 田原俊彦』(『Myこれ!クション田原俊彦』)(2004)。船山基紀による編曲の原曲を聴きたい方はこちら。(参考タワーレコードサイト

田原俊彦『ブギ浮ぎI LOVE YOU 』アナログ。(オリジナル発売年:1981)

ご笑覧ください 拙演(YouTubeへのリンクShiro Aonuma @bandshijin『ブギ浮ぎI LOVE YOU(田原俊彦の曲)ギター弾き語りとハーモニカ』)

ブギウギアイラブユー Boogie Woogie I Love You