続きを読む Greensleeves 幾星霜の緑色 『御使いうたいて』というクリスマス・キャロルもあります。別の詞がついても、通底した感情の訴求を歌のユーザーにもたらすのだとしたら、それがGreensleevesの本質かもしれません。神妙な旋律は今日の私の心を惹きつけてやみません。
続きを読む Scarborough Fair スカボロー・フェア 新陳代謝する時代超越ソング 曲の半生が果てしない。メロディの旋法も気になる。サイモン&ガーファンクルの美ハモ・アレンジの功。いったい何人の遺伝子の入った歌なのか。ロマンすげ。今も鮮やかに目の前で息をしているような歌。
続きを読む 埴生の宿 Home! Sweet Home! 豊かさの面歌 ビショップ作曲のオペラ(ミラノの乙女クラリ)が元。『ビルマの竪琴』で両軍がこの歌をするシーンがあるそう。競争に勝ち、頂点に立つのが豊かさなのか? 土の壁が剥き出した家の窓から見る空も、その美しさは変わらない。
続きを読む Annie Laurie アニー・ローリー 愛の波浪 感情の波がひいては押し寄せるみたいなメロディ音形の前半。続く8〜9小節目からは対照的な音形。詩がうまれてから曲がつくまでですでに100年超、今日の私に届くまでに300年超。悲恋は時代も地域も超えて、恋の成就以上をもたらした?
続きを読む San Francisco (Be Sure to Wear Flowers in Your Hair) 映像 beat club、それからSCOTT MCKENZIEの文字。ネオンサインなのか、ライブ会場...
続きを読む 若者たち ザ・ブロードサイド・フォー 青春の俯瞰者 恋したり青春したり涙したりヘトヘトになったりして感情をいっぱいに動かしている若者本人ではなく、客観する平静な歌唱です。彼らを見守り、そのありのままを紡ぐ永遠の吟遊詩人みたいでもあります。ああ素敵。
続きを読む こげよマイケル(Michael Row The Boat Ashore) 心の声の発露、通底する祈り。 いろいろ聴き比べ ハイウェイメン『Michael』 のんびりした口笛。ゆったりしたテンポ。左に右にそ...
続きを読む 愛はオリジナル KAN 『愛は勝つ』の命題 ピアノモチーフ、上声のオクターブと下声部の両立がブラボー・ポイント。メロディにはそもそも和声の格が宿る。歌詞は普遍の自己肯定。勝ちにいける愛をつくろうぜ。
続きを読む You Are My Sunshine 歌詞の光陰とKina Grannis(キナ・グラニス)の構成の妙 YouTubeより Kina Grannis ひらけた野外で気持ちよさそうです。そよかぜに髪が揺れま...