続きを読む Tears in Heaven 風の通り道 一体になったボーカルとアコースティックギター。フレットレスベース、ラテンパーカス、オルガンや蛇腹系?、スライドギターの類のアタックが花畑の安息を気遣うかのように逐一やさしい。中間の転調が神々しく遠い。
続きを読む You’ve Got a Friend 心の部屋のアンビエンス 短和音、4和音づかいによる繊細な心象表現が秀逸。コーラスのシンプルなダイアトニックが引き立ちます。ピアノのルームアンビエントがパーソナル。弦も生々しく録れています。
続きを読む Beautiful Dreamer まえに、うしろに、ここに夢。 眠りにともなって生理的にみる夢と、将来像の表現としての夢。水や空気のようにありふれているし、人の行動さらには命すらも左右する。これまでの記憶と、今後の希望が夢に映り込む。カバーすればあなた色になる現実の歌。
続きを読む Greensleeves 幾星霜の緑色 『御使いうたいて』というクリスマス・キャロルもあります。別の詞がついても、通底した感情の訴求を歌のユーザーにもたらすのだとしたら、それがGreensleevesの本質かもしれません。神妙な旋律は今日の私の心を惹きつけてやみません。
続きを読む Scarborough Fair スカボロー・フェア 新陳代謝する時代超越ソング 曲の半生が果てしない。メロディの旋法も気になる。サイモン&ガーファンクルの美ハモ・アレンジの功。いったい何人の遺伝子の入った歌なのか。ロマンすげ。今も鮮やかに目の前で息をしているような歌。
続きを読む 埴生の宿 Home! Sweet Home! 豊かさの面歌 ビショップ作曲のオペラ(ミラノの乙女クラリ)が元。『ビルマの竪琴』で両軍がこの歌をするシーンがあるそう。競争に勝ち、頂点に立つのが豊かさなのか? 土の壁が剥き出した家の窓から見る空も、その美しさは変わらない。
続きを読む Annie Laurie アニー・ローリー 愛の波浪 感情の波がひいては押し寄せるみたいなメロディ音形の前半。続く8〜9小節目からは対照的な音形。詩がうまれてから曲がつくまでですでに100年超、今日の私に届くまでに300年超。悲恋は時代も地域も超えて、恋の成就以上をもたらした?
続きを読む San Francisco (Be Sure to Wear Flowers in Your Hair) 映像 beat club、それからSCOTT MCKENZIEの文字。ネオンサインなのか、ライブ会場...
続きを読む 若者たち ザ・ブロードサイド・フォー 青春の俯瞰者 恋したり青春したり涙したりヘトヘトになったりして感情をいっぱいに動かしている若者本人ではなく、客観する平静な歌唱です。彼らを見守り、そのありのままを紡ぐ永遠の吟遊詩人みたいでもあります。ああ素敵。