エレキギターがペンタトニックっぽいハーモニー感でモチーフを繰り返します。するどい音色。アコギ、ベース、ドラムスと、オケは意外と最低限でしょうか。バツっと余韻の短いドラムスのサウンドが印象的です。
アコギがハーモニーとリズムを出し、声が映える遊び（余白）のあるサウンドは飽和しておらず聴きやすいです。
シンプルな編成でハーモニーを強く出すのはボーカルの下ハモですね。ご本人によるオーバーダブでしょうか。
メインボーカルの歌声がほんとうに強い。エネルギッシュで、ぎらぎらとした太陽光線のようです。ビブラートもかかっていますが、めまぐるしい周期で強く揺らぐので聴いているこっちがクラクラしてきそうなまぶしい歌声です。
コーラスのあたまが“Hi Hi Hi Beautiful Sunday”と、小学生でも覚えられそう。陽気で開放感極まる響きで、多くの人の記憶に残る理由がここに見出せそうです。
ただでさえこのメラメラにエネルギッシュな歌声ですが、後半は長2度転調して上がります。Ｄメジャーでのどかに開放的に歩んできたのが、Ｅメージャーでもはやストイックなエアロビクスのような異様なテンションさえ感じます。私の幻覚でしょうか。笑顔で平日を無理にでも乗り切って、毎週Beautiful Sundayにたどり着きたいものです。
青沼詩郎
参考サイト 世界の童謡・民謡＞ビューティフル・サンデー Beautiful Sunday 歌詞と和訳 原曲の英語 原曲の歌詞と訳、田中星児の有名なカバーと列挙し違いをわかりやすく掲載しています。
『Beautiful Sunday』を収録した『Very Best of Daniel Boone』（1996）
ご笑覧ください 拙演（YouTubeへのリンクShiro Aonuma @bandshijin『Beautiful Sunday（Daniel Booneの曲） ギター弾き語り』）
すてきなサンデー ダニエル・ブーン