きのうの深夜。私は帰り道。街の大学のよこの並木道を自転車でとおりぬける。金木犀がつよく香った。それでこの曲を思いだしたのできいてみることにした。

ひとりオーディオコメンタリーあそび!

ならぬ、ひとりテキストコメンタリーあそびをしてみる。

映像とのリンクがないのでどこのことについていっているのか同時にわからない? まぁ、あそびですから…好きな人だけみてください。

うつくしいアルペジオエレキ!

志村氏わかい。キラキラ。

スライドギター、オルガン、エレピ。

こーらす山内氏だ

サビで熱を増す

グッとくるなぁ

「たまらなくなって むだにむねがさわぐかえりみち」なんて残るフレーズか

おるがんそろ! 右手中心のプレイ 

シーン(背景)変わるがバンドとの距離が変わらない

ドラム轟くCメロ!

Cメロ後の夕方やばい、えもい

3拍目ウラの食い!

「何故か無駄に・・・」サビのフレーズ、何回きいても深くひびく

後奏、曲調ゆるんでエレキ

一回目視聴おわり。
〜もっかい聴きましょう〜

志村ギターの アルペジオ

高校生のアップ、手前からこちらへ こちらから前へ

みんな若い 山内氏も

歪んだエレキとオルガンのずぶとくひろがるかんじ テレキャス

ベースはいってくる ドラムスのキックの密度、メロは疎

高校生 こちら向いて背景スイッチ

バンドも背景スイッチ

「なぜかむだにむねがさわいでしまうかえりみち」もう名フレーズ(しつこい)

オクターブ奏法のギターとスライドギターのすいっちんぐがすばらしい

ポストとおきかわる金澤氏 だるまさんがころんだ式に高校生がふりむくとポストに

夕方、キーボ埋もれてる。草で。

消防署の前、こんなつかいかたできるんすね

家の前 京都っぽい家だな

家にむかって歩いて行く高校生 家になんかあるんすかね

〜歌詞、みてみる〜
http://www.utamap.com/viewkasi.php?surl=B08009

僕は残りの月にする事を 決めて歩くスピードを上げた(フジファブリック『赤黄色の金木犀』より、作詞・作曲 志村正彦)

2009年末に亡くなってしまう志村正彦のことを思う。勝手にその現実を重ねてみる。このときにそんなことになるなんて誰が想像したか知らないけれど、2020年秋の私が想像している。そんな「ピリオド」の存在を知ってか知らないでかしらんけど、ミュージシャンとして・バンドとしてハイスピードでフジファブリックは進んでたのかな。このときの志村正彦は生年月日とシングルリリース年(2004)を考えると、23歳くらいだろうか。みんな若い! 私が年を食った? 今はメインボーカルとギター担当の山内総一郎も。彼のスライドギターと普通の押弦の混交プレイは素晴らしい。最近も私はくるりの武道館公演時のくるりの曲『奇跡』の演奏をみたのを思いだす。サポートギターが山内総一郎で、美しいプレイをしていた。

期待外れな程 感傷的にはなりきれず 目を閉じるたびにあの日の言葉が消えてゆく(フジファブリック『赤黄色の金木犀』より、作詞・作曲 志村正彦)

忘却してしまう。もうすこしエモーショナルな気分になるものかなと期待したがそうでもなかった、ということってありそう。妙に共感してしまうし、自分の感覚や感情への観察が詳細かつ客観的だからこそこの歌詞が書けるんじゃないかと察する。つくづく私は感動している。

いつの間にか地面に映った 影が伸びて解らなくなった(フジファブリック『赤黄色の金木犀』より、作詞・作曲 志村正彦)

このラインは非常に映像的。無段階に「解らなく」なっていく動的な時間経過を思う。この情景描写も、客観的な観察のたまものじゃないかと思う。この情景が、何かの心象描写なんじゃないかと想像するのは私の勝手。それをしてみると、先程の歌詞期待外れな程 感傷的にはなりきれず 目を閉じるたびにあの日の言葉が消えてゆく(フジファブリック『赤黄色の金木犀』より、作詞・作曲 志村正彦)が思いだされる。私はやっぱり忘却してしまう。思ったとおりに現実はならない。時間の動的な経過に埋もれて、あの日・あのときのことがわからなくなって…だから私はあなたに何かを話すし、ノートに何かを書いて、マイクに向かって音を発する。

赤黄色の金木犀の香りがたまらなくなって 何故か無駄に胸が騒いでしまう帰り道(フジファブリック『赤黄色の金木犀』より、作詞・作曲 志村正彦)

このサビの歌詞。1行に対して8小節割いている。これが長いか短いか知らない。折り返しの後半の1行何故か無駄に胸が騒いでしまう帰り道このラインが刺さる。残留する。ひっぱられて1行を8小節かけて聴かされてしまう。強起(拍の頭からはじまるフレーズのこと)にして驚異。志村正彦のソングライティングがただならぬものであることを強く思う。

青沼詩郎

『赤黄色の金木犀』を収録したフジファブリックのアルバム『フジファブリック』(2004)