お盆に見た星
お盆に休みをとって私は山梨県北杜市に滞在した。ノンビリ過ごして、星を見た。空気が澄んでいて、私の住む東京では見られない星々。
ちょうど流星群が来る時期とぶつかった。しばらくじっと見ていると、ひとつ、ふたつ星が流れる。毎日夜空を見つめて、「見よう」と思ってから数分間で1個は星が流れる。私が見逃している数を合わせればもっとだろう。
そんなに都合よく流れ星が見られるなんて、子どもの頃の私には夢のような話だった。私の育った街はそれなりに都市化され、星空観察には都合が悪い。
今回のお盆の滞在先だった北杜市のある森では、スマートフォンの電波は悪かった。星空観察にはいいけれど、ネットにつながるには不都合だった。なんにでも都合のいいようにはいかない。ネットにつながる都合を普段の私がいかに重んじているかを、星空とともに感じた。
夏の大三角というのがある。その中に、ベガという1等星がある。北杜市で私も見たかもしれない、星座にうといのでたぶんだけれど。1等星なら、東京でも天候しだいで見られるに違いない。東京といっても地域差はいろいろだ。
キセルの活躍
キセルのことは、くるり主宰のコンピレーション『みやこ音楽/V.A.』(2006)というCDで知ったという話は、まえにこのブログに書いた。
キセルを知ってからは、彼らの活躍を知るとうれしくなった。
斉藤和義『ベガ』
斉藤和義のことは以前から好きだった。『紅盤』という、カバーがたくさん入ったアルバムがあって、それにキセルを斉藤和義がカバーした『ベガ』(作詞・作曲 辻村豪文)が入っている。『紅盤』を聴くのと、キセルを知るの、どちらが先だったか。確か、『紅盤』を認知したあとでキセルをちゃんと知って、そのつながりを改めて感じたんだったか。ちょっとアンニュイな演奏がチャーミングな斉藤和義の『ベガ』が良かった。
YUKI『砂漠に咲いた花』
キセルとつながりのある人脈の選曲によるアルバムが『タワー』(2005)。これに、キセルがYUKIに提供した曲『砂漠に咲いた花』が入っている。作詞がYUKI、作曲が辻村豪文の共作(キセルは兄弟ユニットで、お兄さんが豪文。弟の友晴はベースほかを演奏する)。私が小学生のとき初めて買ったCDアルバムはJUDY AND MARY『POP LIFE』なくらいだから、このつながりも嬉しかった。
原田知世『くちなしの丘』
原田知世のMVと歌声、音楽が絹のように美しくすてきな『くちなしの丘』。キセルのB面・未収録・カバーなどを集めた『SUKIMA MUSICS』(2011)に『くちなしの丘』キセルバージョンが収録されている。
キセルの最近
ハイライフ 八ヶ岳2020@ 山梨県・サンメドウズ清里
高原、スキー場でおこなわれるフェス。コロナでいろいろ中止になった夏だったけれど、空気の良いところで、感染症に気をつけながら楽しめる貴重なフェス。
AGF企業CMに『ビューティフルデイ』
(映像がYouTubeで見られた時期があったが非公開に。)
こちらも原田知世。『ビューティフルデイ』は『magic hour』(2008)、『Kicell’s Best 2008~2019』(2019)に収録。
『寝言の時間』
「お兄さん」の弾き語り配信ライブのアーカイブ。
青沼詩郎
キセル 公式サイトへのリンク
ご笑覧ください 拙演