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ウルフルズ『笑えれば』 感じ入った時間の幅

きれいなコード進行。低音を、階段を一段ずつ降りて行くように(順次下行)滑らかにつないでアコースティック・ギターで弾くことができる。メロもサビもおおむね同形。この安定の進行上でドラマの歌詞が踊る。自省的でもある。諦観もどこか漂う。無情と人情が薫る。理想と現実がせめぎあうCメロ。
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サカナクション『新宝島』 作為のおかしみ

カラオケビデオにしろ『新宝島』MVにしろサカナクションのソングライティングとアレンジメントにしろ、倒錯のおかしみがある。これを私は、彼らが仕掛けた作為と認める。そこが私にとっての彼らの魅力。サカナクションの存在を知っていつつも、私はこれまで、なんとなくすれ違ってきてしまっていた。今後も彼らの仕掛けるおかしみに期待。同時にこの期待感は、私の彼らに対する現時点での勘違いを発端とするものかもしれない。サカナクションを追っていくと、そこにまだまだ何かありそうな気がする。