続きを読む 貴様のKimochi ZAZEN BOYS あの日の『Kimochi』が、いまの私の『Kimochi』を引き出す。『Kimochi』は名曲なんかじゃない。固有で普遍の『Kimochi』なのだ。
続きを読む くるり『Long Tall Sally』(『NIKKI』収録) 究極のかぞえうた メインのドラムのスネアと、Additional Drumsのスネアが、ずれたり、同時に鳴ったりして、とてつもないカオスと、つかみどころのなさで私を吸い込みます。ポリリズムのブラックホールかと思いました。
続きを読む 浪漫革命『KYOTO』に沿って、時代を味わう 限りあるリソースで何をやるのかを見据え、そのハードルに縮こまることなく戦い、自由を謳歌し、志を・身を立てていかんとする、浪漫革命。彼らとともに、時代に沿って生きていることを実感する。
続きを読む 星野源『恋』に寄せて 定型を超えるブルーノート 歌詞 “夫婦を超えていけ” の「超(こ)」のところが、♭している(半音下げている)。これは、普通のメージャースケールの音ではない。調の固有音でないのだ。既成の「夫婦」という型。それを、メージャースケールの「定型」にたとえてみる。それを超えていけ。そういう表現なのだと私は解釈してみる。
続きを読む Mr.Children『彩り』(『HOME』収録)に寄せて 〜継ぐ者たちの「家」〜 HOMEは、必ずしも血縁を意味しない。「いれもの」や「うつわ」を指すとも限らない。 人の間で、脈脈と受け継がれていくそれ。ちょっと、意識してみては。
続きを読む 『オー・シャンゼリゼ』にサイケデリックの本質をみる その調の固有音外の響きや、低音に根音以外を配置する転回形の響きが、色彩をぐるぐるとかき混ぜる(そうか、これがサイケ?!)。刻々と、音の様相が変化するのが楽しい。
続きを読む 若いってどういうことか ボブ・ディラン『Forever Young』に寄せて ずっと若くはいられない。けれど、生きていれば、ずっと「最新」でいられる。歌は、うたわれなくなって、忘れ去られたら「死」かもしれない。『Forever Young』と私が口にするとき、そこに「若さ」がある。
続きを読む 創意の輪廻 『枯葉(仏:Les Feuilles mortes、英:Autumn Leaves)』に寄せて 日本の夏が来る(虫除けグッズの宣伝か)。 枯葉の季節はまだ先だが、そこらに常緑樹がある。 一年中、す...
続きを読む 『Power to the People』(ジョン・レノン&プラスティック・オノ・バンド)に寄せて 〜革新の足音を聴く〜 「ちから」はだれが差し出しているのか 「タダ」を好みがち。 なるべく固定費をかけずに、自分が利用した...