長澤知之『ソウルセラー』に心を浸す

自分を、否定するもんじゃない。長澤知之の『ソウルセラー』が、そう言ってくれているような気もする。“小銭”は卑しくて小さい「私」のことかもしれないからだ。鳴らして行くんだ、それも“優雅に”なんだ。勝手にそう思って、私は心をこの音楽に浸していく。曲の解釈はいろいろでいい。『ソウルセラー』を、私は勝手にそう感じた。

チューリップのThe Beatles愛を知る 財津和夫『切手のないおくりもの』をきっかけに

そうしたこともあってか、私は財津和夫率いるバンド・チューリップをろくに聴いたこともないうちから『切手のないおくりもの』を認知していた。未だにちゃんとチューリップを通っていないなと思って、今朝再生したアルバム『魔法の黄色い靴』(1972年、東芝音楽工業)。これが私に刺さった。