続きを読む Oasis『Don’t Look Back in Anger』 革命は私室から シンプルかつビターの効いたコードの采配の妙。ひといきに吹くような符割は細かく真似がむつかしくもある。ベッドからはじまるものを思う。何事も、矮小な思念からではないか。そこに感動します。
続きを読む Mr.Children『ニシエヒガシエ』 音楽の仕掛け、攻めの響き 昔から好きな曲でした。あらためてギミックをみてみる。気持ちよく刺さります。精度ある曲ですがユルいパロディモチーフのMVがヘンテコ。ライブではなおテンション高し。音楽、言葉、パフォーマンス各面での攻め曲。
続きを読む ウルフルズ いい女 スロット・フェイスのスリー・コード “長いこと待った甲斐があった”のたった1ラインでふたりの関係の奥行きが見える歌い出し。ザ・シンプルのスリーコードですが回し方がうまい! 小節ごとに違うフェイスです。熱く切実。1拍3連の重みをむしろエネルギーに。オラ感とナヨ感の奇跡の同居。昔から大好きな曲。
続きを読む Tears in Heaven 風の通り道 一体になったボーカルとアコースティックギター。フレットレスベース、ラテンパーカス、オルガンや蛇腹系?、スライドギターの類のアタックが花畑の安息を気遣うかのように逐一やさしい。中間の転調が神々しく遠い。
続きを読む You’ve Got a Friend 心の部屋のアンビエンス 短和音、4和音づかいによる繊細な心象表現が秀逸。コーラスのシンプルなダイアトニックが引き立ちます。ピアノのルームアンビエントがパーソナル。弦も生々しく録れています。
続きを読む Beautiful Dreamer まえに、うしろに、ここに夢。 眠りにともなって生理的にみる夢と、将来像の表現としての夢。水や空気のようにありふれているし、人の行動さらには命すらも左右する。これまでの記憶と、今後の希望が夢に映り込む。カバーすればあなた色になる現実の歌。
続きを読む Greensleeves 幾星霜の緑色 『御使いうたいて』というクリスマス・キャロルもあります。別の詞がついても、通底した感情の訴求を歌のユーザーにもたらすのだとしたら、それがGreensleevesの本質かもしれません。神妙な旋律は今日の私の心を惹きつけてやみません。