詩人による詞 『TAKESHIの、たかをくくろうか』 2018年1月に「谷川俊太郎展」を観に行って初めてその存在を知った曲だ。会場内のひとところに、ラジオみたいなものが棚いっぱいに置いてあって、そこから谷川俊太郎が作詞した音楽がつぎつぎ流れるというギミックの展示があった。『鉄腕アトム』なんかも流れていたけれど、その中でひときわ心を引くのがビートたけしの歌声を含んだサウンドだった。作詞は当の谷川俊太郎。作曲者が坂本龍一だったのに驚いた。メージャーセブンスのもどかしい響きを用いた印象的な美しい曲だと思った。会場で、帰路で、自宅で、熱心に私はこの曲を何度も検索しては聴いた。
フジファブリック『徒然モノクローム』 再見の『つり球』 『徒然モノクローム』は、山内総一郎、加藤慎一、金澤ダイスケの3人編成になって以降「最初のシングル」だそうだ。相変わらずの活躍でいながら、まったく新しい体制でのぞむ、そこへの態度が、最高のかたちで出ていると私は思った。
『アンパンマンのマーチ』の純度 Bパートの頭の和音が副次調のドミナントから始まるところが何よりもツボ。そしてベースラインが、副次調の異質な響きの旅をなめらかに順次進行でつないでいるところなんか、もう職人の魂を感じる私のアンテナのレベルメーター針が振り切ってピーーーーである。