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高田渡『年輪・歯車』 ふたつの詩(有馬敲、山之口貘)

『年輪・歯車』は個別に生まれた詩をひとつにつないでしまったものであり、つまり共作ではない。高田渡がふたつを連ねてひとつの曲にしたために、単に名を連ねる結果になったというのみ。高田渡はミュージシャンであると同時にアクロバティックな編集者だ。カントクかもしれない。