続きを読む 「Here we go」で遊び暮らす ちなみに「Here We Go Again」となると、意味が嫌悪になるらしい。一語多いだけで意味が全然違う。「またかよ(もうたくさんだ)」みたいなニュアンス。これを冠した作品もたくさんある。もちろん「Here We Go」もまだまだある。暇つぶしにどうぞ。
続きを読む 『STAY AWAY』に思い出すL’Arc〜en〜Cielの疾走 ラルクといえば、そういう、観るものの興味をひきつける発信をたくさんしていた。大人になったいま、あらためてWikipediaを読みながら思い出した。自由な発想で、自分たちで決めて納得した発信をするというスタンスを感じ、それを私は彼らのカッコ良さや魅力として認知していたんじゃないかと思う。
続きを読む Bob Dylan『Mr. Tambourine Man』 タンブリンの秘密 歌詞は標題の部分周辺以外はほとんど聴き取れなかったと言ったが、それで十分な気もする。Bob Dylanと、Bruce Langhorneのミュージシャン・シップの歌。それだけで私は親愛を感じる。
続きを読む 谷澤智文の宇宙 変化し続けることを重視した彼の生き方がおもしろい。ただの取り巻きの1人としても発見がある。自分もそうありたいと思う。改めて尊敬したし、彼のファンとしての自分をアップデートした。
続きを読む 『手のひらを太陽に』 太陽が見えない季節 管弦楽がリッチだけれど、これが当時の歌モノの標準だったのかもしれないとも思う。口角の上がった歌い手の表情が浮かぶ。より抜かれた児童による合唱なのかな、渾然一体とするほどの人数ではなさそうで、複数の糸(声色)の質感がわかる。明るく、丸く、暖かくまとまった録音だ。
続きを読む 虚構の理想の歌 『天国のキッス』松田聖子 松本隆に寄せて 現実の恋愛の歌であると同時に、虚構の理想の歌でもある。歌い手も聴き手も、どこにもいない。そんな気にさせられる。ちなみに松本隆が71歳になる今日(2020年7月16日)、これを書いている。おめでとうございます。
続きを読む 幽霊部員の小踊り Ray Parker Jr. 『Ghostbusters』 ときにくすぐったいような声の出し方、発声をはじめる瞬間の、2枚の声帯がゆっくりはじけてこすれるみたいなニュアンス。笑い声。ボーカリスト、レイ・パーカー・ジュニアの表現力に唸る私。シンセのかっちりした明瞭なサウンドを基調に、少し奥の方に左右に定位を分けてリズムとリードの歪んだギターが数本ダブってある。いかにも80年代全開で最高だ。
続きを読む 岡村靖幸『ビバナミダ』 打ち込みへの道 打ち込みの音が入っている。シンセ系の音も多いが、どれくらい手で演奏しているのだろう。それでいて、たまらなく私の心をつかむ。サビのすこし濁ったキュウンとなる和声なんか最高だ。