続きを読む The Flaming Lips『Flowers of Neptune 6』 バンドの奥の思念 “Oh,my God”というやり場のない嘆きのようなフレーズが、ボーカルのウェイン・コインのしわがれた魅力的な声で紡がれる。
続きを読む Talking Heads『This Must Be The Place』に寄せて 浮遊するステージ 先日、ZAZEN BOYS『Kimochi』についてこのブログで少し書いた。 検索してたら、KIMO...
続きを読む 原田知世『くちなしの丘』(『music & me』収録)とキセルチック・ソングたち 先日このブログで紹介したキセル。京都出身の音楽ユニットだ。辻村豪文(つじむらたけふみ)と辻村友晴(つ...
続きを読む Ben Folds『Zak and Sara』 ひとりを尽くして、繋がる手。〜多重録音の高嶺〜 高まるのに、ここのブリッジ部末の歌詞の単語は“submarine”。深く潜るものの象徴だ。音楽は「アゲ」て、歌詞で「オト」している! なんて、対比がきいてるんだろう。
続きを読む 貴様のKimochi ZAZEN BOYS あの日の『Kimochi』が、いまの私の『Kimochi』を引き出す。『Kimochi』は名曲なんかじゃない。固有で普遍の『Kimochi』なのだ。
続きを読む くるり『Long Tall Sally』(『NIKKI』収録) 究極のかぞえうた メインのドラムのスネアと、Additional Drumsのスネアが、ずれたり、同時に鳴ったりして、とてつもないカオスと、つかみどころのなさで私を吸い込みます。ポリリズムのブラックホールかと思いました。
続きを読む 浪漫革命『KYOTO』に沿って、時代を味わう 限りあるリソースで何をやるのかを見据え、そのハードルに縮こまることなく戦い、自由を謳歌し、志を・身を立てていかんとする、浪漫革命。彼らとともに、時代に沿って生きていることを実感する。
続きを読む 星野源『恋』に寄せて 定型を超えるブルーノート 歌詞 “夫婦を超えていけ” の「超(こ)」のところが、♭している(半音下げている)。これは、普通のメージャースケールの音ではない。調の固有音でないのだ。既成の「夫婦」という型。それを、メージャースケールの「定型」にたとえてみる。それを超えていけ。そういう表現なのだと私は解釈してみる。
続きを読む Mr.Children『彩り』(『HOME』収録)に寄せて 〜継ぐ者たちの「家」〜 HOMEは、必ずしも血縁を意味しない。「いれもの」や「うつわ」を指すとも限らない。 人の間で、脈脈と受け継がれていくそれ。ちょっと、意識してみては。