続きを読む 奥田民生 息子 親の祈り、紺碧のあれこれ べっぴんさんにホレられることだけはしっかりやりなさいとは、抽象的に大人の素養を網羅した絶妙な助言では。調をうろつくモヤモヤ感、中間声域を漂うボーカル。あれやこれやがあって、空は紺碧。澄んでもいるし、濁っている。
続きを読む PUFFY『渚にまつわるエトセトラ』 松原ってどこ? 痛快珍奇な歌の世界。固有名詞をつかってありえない世界を描く仙人芸。松原は各地に存在しますが、福岡県にもあるようです。ガザミ(ワタリガニ)が揚がる土地みたいですよ。サビ“カニ食べ行こう”にも合点がいきます。
続きを読む Oasis『Don’t Look Back in Anger』 革命は私室から シンプルかつビターの効いたコードの采配の妙。ひといきに吹くような符割は細かく真似がむつかしくもある。ベッドからはじまるものを思う。何事も、矮小な思念からではないか。そこに感動します。
続きを読む Mr.Children『ニシエヒガシエ』 音楽の仕掛け、攻めの響き 昔から好きな曲でした。あらためてギミックをみてみる。気持ちよく刺さります。精度ある曲ですがユルいパロディモチーフのMVがヘンテコ。ライブではなおテンション高し。音楽、言葉、パフォーマンス各面での攻め曲。
続きを読む ウルフルズ いい女 スロット・フェイスのスリー・コード “長いこと待った甲斐があった”のたった1ラインでふたりの関係の奥行きが見える歌い出し。ザ・シンプルのスリーコードですが回し方がうまい! 小節ごとに違うフェイスです。熱く切実。1拍3連の重みをむしろエネルギーに。オラ感とナヨ感の奇跡の同居。昔から大好きな曲。
続きを読む Tears in Heaven 風の通り道 一体になったボーカルとアコースティックギター。フレットレスベース、ラテンパーカス、オルガンや蛇腹系?、スライドギターの類のアタックが花畑の安息を気遣うかのように逐一やさしい。中間の転調が神々しく遠い。
続きを読む 愛はオリジナル KAN 『愛は勝つ』の命題 ピアノモチーフ、上声のオクターブと下声部の両立がブラボー・ポイント。メロディにはそもそも和声の格が宿る。歌詞は普遍の自己肯定。勝ちにいける愛をつくろうぜ。
続きを読む Take Me Home, Country Roads カントリー・ロード ジョン・デンバー ぼくの故郷 本名陽子のカバー 映像 The Wildlife Concert 寝かせたギター。スライドプレイですね。カントリーファ...