∴bandshijin∵ カバーしたい歌
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青沼詩郎

音楽をやったり、ことばを書いたり。bandshijin(バンドシジン)というソロバンドをやっています。

デューク・エイセス にほんのうたシリーズ 『女ひとり』と旅したい京都 〜“恋に疲れた女”の、きもの姿〜

着物の色柄は主人公の女性の心の鏡かもしれません。どんないでたちなのか想像することは、同時にその胸の内を想像することでもあります。京都には津々浦々の文化が舞い降りる。
2022/02/26(土曜日)音楽コラム青沼詩郎

沢田研二『勝手にしやがれ』 己、貫く美。

絢爛なイントロは再現のない特別仕様。“アアア…”のリフレインでベースとボーカルメロディ間の波高が上がっていきます。コンパクトでキレ良く余韻もある歌詞。ジュリーの歌唱の妖艶。疾走する間奏・後奏の移勢。鮮烈です。
2022/02/19(土曜日)音楽コラム青沼詩郎

高石ともや 受験生ブルース 悲哀とは、離して見ること。

自分が当事者だと笑えないことも「時間が経つ」距離で客観が容易になります。高石ともやの底抜けに明るいパフォーマンスに温かい気持ち。歌詞のおかしみがジワジワ。シングル版の小ネタはWe Shall Overcome。
2022/02/08(火曜日)音楽コラム青沼詩郎

藤井フミヤ『TRUE LOVE』 誰もが私を忘れても

豊潤なアコースティックギター。骨太なベーシックと分離よく響く声質、繊細なメロディ。弱起を中心にAメロとサビを紡ぎ、“はるか はるか”のところで核心を露わにします。愛の詠み人が特定できなくなっても、観念よ残れ。
2022/02/02(水曜日)音楽コラム青沼詩郎

ポルノグラフィティ『サウダージ』 眼差しを交う命運

曲のクオリティ、アレンジ絶妙。いちばん表層で迎えているのが、岡野昭仁のボーカルキャラクター。「曲を必要とするあなた」に、私はようやくなれたのでしょう。
2022/01/17(月曜日)音楽コラム青沼詩郎

UNICORN『雪が降る町』 年末とサイレン

メロのコード進行がスパイシー、サビは堂々。バンドのアレンジメントもいわずもがな、奥田民生ボーカルのパワー。メロディの生命感と躍動でジングルベルも震えます。クリスマスと年越し近辺をおおう守備範囲の広さが庶民の私に親近感。
2022/01/05(水曜日)音楽コラム青沼詩郎

L⇔R『KNOCKIN’ ON YOUR DOOR』キャッチー爆破でノーガード

頭サビ構成の妙。歌詞「I’m Knockin’ On Your Door」の響きが柔和です。「あの日のように、どう?」みたいなソラミミを誘う、日本語っぽい響きを併せ持っています。多彩な楽器がクロスするサウンド華やか。
2021/12/21(火曜日)音楽コラム青沼詩郎

『さらばシベリア鉄道』大瀧流・音楽愛のさむけ

寒くよく晴れた冬は、音を遠くまでよく伝えるそうです。大瀧サウンドは澄み、今日の冬空にも鋭く沁み渡ります。
2021/12/17(金曜日)音楽コラム青沼詩郎

浅川マキ『かもめ』 未来の没む港町

主人公は、女の未来を奪い自分にもまっくらくらの未来を贈った結末か。港町は、いくつの人間の未来を吸い込んだのでしょう。別の機会に、港町を舞台にした明るい歌を取り上げてフォローを入れたくなります。暗い歌や物語、私は好きです。
2021/12/08(水曜日)音楽コラム青沼詩郎

くるり『三日月』 雲隠れ、再会。

くるりの説得力は、ことばと音楽の密接な反映関係によって生み出されているのではないでしょうか。雲が月を隠しちゃって、しばし不安になり、また出てきたときのときめき。主和音ごとの句読点は章立てにも似ます。ストンと入るのです。
2021/11/18(木曜日)音楽コラム青沼詩郎

大黒摩季『ら・ら・ら』 素顔で唱える、人生折り返しアンセム。

『ら・ら・ら』はシンガロングを意識して作られたのでしょうか。他者への意識・配慮・おもいやりは愛につながる要素です。ららら…の約4小節の発想で「勝った!」と私なら思うかもしれないくらい雄弁を秘めた光るモチーフです。
2021/11/17(水曜日)音楽コラム青沼詩郎

Neil Young『Heart of Gold』 ずっと、マイナー。

金を追う。老いていく。それでいい。私はminerなんだ。ずっと探していくんだ。その姿こそが、真実の金なんだ。私はニールの『Heart of Gold』に感動を覚えます。最高に好きな曲。シンプルな音・編成の構築も大好きです。
2021/11/04(木曜日)音楽コラム青沼詩郎

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