続きを読む 『STAY AWAY』に思い出すL’Arc〜en〜Cielの疾走 ラルクといえば、そういう、観るものの興味をひきつける発信をたくさんしていた。大人になったいま、あらためてWikipediaを読みながら思い出した。自由な発想で、自分たちで決めて納得した発信をするというスタンスを感じ、それを私は彼らのカッコ良さや魅力として認知していたんじゃないかと思う。
続きを読む 谷澤智文の宇宙 変化し続けることを重視した彼の生き方がおもしろい。ただの取り巻きの1人としても発見がある。自分もそうありたいと思う。改めて尊敬したし、彼のファンとしての自分をアップデートした。
続きを読む 虚構の理想の歌 『天国のキッス』松田聖子 松本隆に寄せて 現実の恋愛の歌であると同時に、虚構の理想の歌でもある。歌い手も聴き手も、どこにもいない。そんな気にさせられる。ちなみに松本隆が71歳になる今日(2020年7月16日)、これを書いている。おめでとうございます。
続きを読む 岡村靖幸『ビバナミダ』 打ち込みへの道 打ち込みの音が入っている。シンセ系の音も多いが、どれくらい手で演奏しているのだろう。それでいて、たまらなく私の心をつかむ。サビのすこし濁ったキュウンとなる和声なんか最高だ。
続きを読む 長澤知之『ソウルセラー』に心を浸す 自分を、否定するもんじゃない。長澤知之の『ソウルセラー』が、そう言ってくれているような気もする。“小銭”は卑しくて小さい「私」のことかもしれないからだ。鳴らして行くんだ、それも“優雅に”なんだ。勝手にそう思って、私は心をこの音楽に浸していく。曲の解釈はいろいろでいい。『ソウルセラー』を、私は勝手にそう感じた。
続きを読む ラブリーサマーちゃん『PART-TIME ROBOT』からthe brilliant greenを思い出した バイトする人を「パートタイム・ロボット」と表すあたりのシニカルさとか気だるさがパワーコードギターに乗って、私のツボに刺さってくる。なんか、Weezerを思い出した。これまた私のフェイバリット・バンドだ。リア充じゃないパーティー感がナイス。
続きを読む 大滝詠一『スピーチ・バルーン』との出会いをくれたビューティフル・ハミングバード、コンピ盤『Niagara AUTUMN&WINTER~Niagara Cover Special~』 これに対してAパートは非常に滑らかで、バスが順次下行するいわゆる「カノン進行」に近いもの。AパートとBパートに対立の構造をみる。それぞれが際立つ。Aでは、ふわふわと「ことだま」が散歩する。Bパートでは、それがほどけてくずれて、自我が環境に溶けていくみたいだ。
続きを読む 出港する序奏 長谷川白紙『肌色の川』 私にしかできないことがあるかどうか知らないが、とりあえずこの世界で「私」は「私」しかいない。いや、それも視点をどこに乗せるか次第かもしれないけれど。音楽は、いろんな主人公のところに連れて行ってくれる。存在するような、触れられるものもような、そのどちらでもないような。最近、ようやく私はその存在をまともに認知しつつある。