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坂本九『上を向いて歩こう』『心の瞳』 私の時事、心の中の紐付け

自分の中にすでにあるものでも、その関係をいかに知らないでいるか。そのことを思い知った。そのまま航空機事故についても調べていったため、この記事の書き出しがあのようになった。痛ましく、心苦しい出来事。それでも、私の胸の中に新たなアーカイブが出来たことは間違いない。坂本九の輝きが、私の中に今もある。それは私にとっての何よりの時事である。
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世界の私室 The Beatles『Across The Universe』聴き比べ

その時期のメンバー間や周囲との関係もたぶんいろいろあったのだと思う。それがそのまま形になったアルバムだ、とも思う。これが完全で完璧かなんてわからない。それでも、そのときその瞬間を時代に刻んでいく。足跡を残していく。バンド、音楽、人間。個としてのそれ。集団としてのそれ。すべてが「生もの」であることを私に強く思わせてくれる。それが、私にとってのアルバム『Let It Be』の魅力だ。
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『手のひらを太陽に』 太陽が見えない季節

管弦楽がリッチだけれど、これが当時の歌モノの標準だったのかもしれないとも思う。口角の上がった歌い手の表情が浮かぶ。より抜かれた児童による合唱なのかな、渾然一体とするほどの人数ではなさそうで、複数の糸(声色)の質感がわかる。明るく、丸く、暖かくまとまった録音だ。