続きを読む 音楽と音苦 私と東京音楽大学 あの頃が素養になって、今を楽しめるという実感がある。だから音楽大学は行くだけじゃだめだ。卒業するだけでもだめ。そこから本当のお楽しみがはじまる。「音楽」とつづるわけはそこにある。
続きを読む たま『あっけにとられた時のうた』『ちびまる子ちゃん』の架空の日常と現実 〜おこたの上でランデブー〜 きのうYouTubeをさまよっていたら、なんのお告げか西城秀樹の『走れ正直者』に行き当たった。私がY...
続きを読む 【音楽日記】壮年時代 井上陽水『少年時代』を思う 歌詞に、井上陽水が創作したであろう語がならぶ。そんな語はない、というものを彼が創作したのだろう。“風あざみ”はその筆頭。その意味のわからなさがいい。ありふれたことばでありふれたことを言われても埋もれてしまう。井上陽水は少年時代の輝きを残した。こうして、彼の音楽と言葉で。実際の彼の体験かどうか知らないが。おのおのの少年時代を想像させ、自由の旅に連れ出してくれる。そんな曲。
続きを読む 荒井由実『卒業写真』に思う 「りんご」の真実 ファンクかR&Bの影響を思わせる。ドラムが非常にグルーヴィ。クリーンなエレクトリック・ギターが左、右にメロウなエレピ。ブラスやストリングスがサビを盛り上げる。音数の足し引きが非常に巧い。オルガンが空気のようにいて、曲の雰囲気のカンバスになっている。トーン変化のグラデーションも秀逸。
続きを読む メーヴェの正体 19(ジューク)『あの紙ヒコーキくもり空わって』 「メーヴェ」ってなんやねんと当時から思っていたけれど、その正体も意味も知らずに、気にせず歌えてしまうアホが中学生の私だった。ちなみに今でもその自覚がある。
続きを読む 34歳の白地図 尾崎豊『十七歳の地図』に寄せて 倍も歳を食った中年が、十七歳の若者の歌とようやくちゃんと出会った今日からおよそ37年前のこの時期、ちょうどその作品のレコーディングが走り出したところだったのだ。生きていれば、尾崎豊は54歳。26歳で亡くなったその人生の倍くらいの時間があったら、彼は何をやっただろう。それこそ、34歳の頃には何を? …ぞっとする。私は未だに青っ洟たれである。
続きを読む こってりとした発信をすること 今日、誰の命日か? 誰の誕生日か? ネットの検索で出てくる以外に、数多の人がそれを迎えている。現在、過去の、数多の人が。私が名前も知らない、あなたのことを思う。ドウモ、青沼詩郎です。あなたのお名前は?
続きを読む 【教えてください】音楽ブログでレビュー記事を書きたい。著作権のこと、引用って何? どこまでならいいのか? 悩んでいます。 このブログでは、音楽のレビューを載せていきたいと考えています。 その際、曲の歌詞や、...
続きを読む 享受する貧しさ 自粛や緊急事態の生活で得たことと、この事態になる前の日常のいいとこどりをしたふうになっていったらいいね。なんてある人との世間話に含ませてみたら、その人が、自分は「悪いとこどり」になっていくんじゃないかと悲観していますなんて返事をくれました。