ポール・マッカートニー『I Don’t Know』 心象と愛の問い コード進行、メロトロンの話 70歳代後半のポールがいう。(私の想像)「ぼくにどんなことがあるっていうのか? わからない。」問い、分からないといい、また問い、分からないという。愛するものに、優しいことばをかけながら。
The White Stripes『Seven Nation Army』 2ピースバンドの豊潤な理知 ベースレスツーピースバンドの悩み、ギターソロのときのバッキングどうすんねん問題が残る。そこで見事なひとつのアンサーを先のライブ映像は提示してくれている。2小節に一回、そのアタマでジャンとコードを鳴らしておいて、それ以外のところで自由にボトルネック!
Oasis『Stop Crying Your Heart Out』と映画『The Butterfly Effect』 私が小学校や中学校を過ごしたときの同級生と「この映画いいよね」といった賛辞の趣旨で話した記憶があるの...
The Beatles『Dig a Pony』に寄せて 寒空にベンドするハーモニー ライブ形式での収録といった、あえての厳しくもチャレンジングな制作環境や制約が、録音物の出来、風合いにおける貫通力、刹那性みたいなものを高めていると思う。
The Flaming Lips『Race For The Prize』 賞に向かう人類の沿道 サイエンティストにとっての「Prize」とは何か? 人類にとっては? あなたや私にとって・あなたや私の大切な人たちにとっての「Prize」ってなんだろう?
The Flaming Lips『Flowers of Neptune 6』 バンドの奥の思念 “Oh,my God”というやり場のない嘆きのようなフレーズが、ボーカルのウェイン・コインのしわがれた魅力的な声で紡がれる。
Talking Heads『This Must Be The Place』に寄せて 浮遊するステージ 先日、ZAZEN BOYS『Kimochi』についてこのブログで少し書いた。 検索してたら、KIMO...
Ben Folds『Zak and Sara』 ひとりを尽くして、繋がる手。〜多重録音の高嶺〜 高まるのに、ここのブリッジ部末の歌詞の単語は“submarine”。深く潜るものの象徴だ。音楽は「アゲ」て、歌詞で「オト」している! なんて、対比がきいてるんだろう。