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ラブリーサマーちゃん『PART-TIME ROBOT』からthe brilliant greenを思い出した

バイトする人を「パートタイム・ロボット」と表すあたりのシニカルさとか気だるさがパワーコードギターに乗って、私のツボに刺さってくる。なんか、Weezerを思い出した。これまた私のフェイバリット・バンドだ。リア充じゃないパーティー感がナイス。
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大滝詠一『スピーチ・バルーン』との出会いをくれたビューティフル・ハミングバード、コンピ盤『Niagara AUTUMN&WINTER~Niagara Cover Special~』

これに対してAパートは非常に滑らかで、バスが順次下行するいわゆる「カノン進行」に近いもの。AパートとBパートに対立の構造をみる。それぞれが際立つ。Aでは、ふわふわと「ことだま」が散歩する。Bパートでは、それがほどけてくずれて、自我が環境に溶けていくみたいだ。
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出港する序奏 長谷川白紙『肌色の川』

私にしかできないことがあるかどうか知らないが、とりあえずこの世界で「私」は「私」しかいない。いや、それも視点をどこに乗せるか次第かもしれないけれど。音楽は、いろんな主人公のところに連れて行ってくれる。存在するような、触れられるものもような、そのどちらでもないような。最近、ようやく私はその存在をまともに認知しつつある。
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The White Stripes『Seven Nation Army』 2ピースバンドの豊潤な理知

ベースレスツーピースバンドの悩み、ギターソロのときのバッキングどうすんねん問題が残る。そこで見事なひとつのアンサーを先のライブ映像は提示してくれている。2小節に一回、そのアタマでジャンとコードを鳴らしておいて、それ以外のところで自由にボトルネック!